会員拡大の意義

会員拡大の意義

会員拡大(獲得)の意義

多くの組織で会員の減少に伴い、会員拡大(獲得)が叫ばれています。

「そう簡単に新しい仲間を獲得するのは難しい。」と私も昔は考えていました。
もちろん簡単ではありません。

しかし、会員拡大、獲得へ向けたコツがわかってくると苦しいものでは無くなってきます。

仕事を通じて、モノを売る、サービスを提供するなどのいわゆる“営業”と何ら変わりはないのです。

組織や団体が非営利で、かつ人によって人で構成されているところには仲間を増やして行くという大きな“意義”があります。

その“意義”を広めて行くことが、仕事で言うところの“営業”と同じようなものです。








   

団体の目的は何か

その組織や団体の目的が定款や規約に記されていることでしょう。

自分が所属している団体の目的を多くの人に伝えて行くことが重要です。

講演した時に「この団体の目的は何ですか?」と聞くと、
「社会貢献になる」
「仲間が増える」
「経営者として勉強になる」
「〇〇という事業に力を注げる」など
何通りもの答えが返ってきます。

5人聞いて、5通りの回答があると
5種類の団体目的が出来てしまいます。

目的は定款や規則に記載されているもので、主観や私見ではないのです。

多くの方が主観や私見で団体の目的を捉え、
団体の存在意義を見誤ってしまうことがあります。

本来の目的をきちんと理解した上で
「私は所属して社会貢献につながることができた」
「所属して経営者として勉強になった」
と言う個人の意見を述べるべきです。

一人ひとりが目的に賛同し、
入会してもらうことで目的に向かって
協力してくれる仲間が増えることになります。

先ずは
自分たちの組織の目的を理解し、
それを正しく伝えること。

つまり、
今いる会員さんが目的を理解し、
共有して行くことが会員拡大に向かう
スタートラインでもあります。

新たな仲間を増やして行くことは、
その組織や団体が掲げる
“目的”に向かい、
賛同する仲間を増やすことこそ
“会員拡大の意義”である。






  

古谷真一郎

記事を書いた人
株式会社ジパング・メディアコミュニケーション
代表取締役 古谷真一郎
非営利団体の活動に力を注ぐ。
複数社の経営に携わりながら非営利団体の運営に携わり、これまでに60以上の役職を務める。いずれも所属した団体では会員を増やし活性化させたことから「団体再生請負人」と呼ばれている。現在も複数の役職を担っている。
https://twitter.com/BOSS_FURUYA/

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